「報道ステーションの顔」として、そして「熱闘甲子園」で高校球児たちに寄り添い続けるキャスターとして、多くの人に知られているヒロド歩美さん。
2023年3月、ヒロド歩美さんは長年勤めた朝日放送テレビ（ABC）を退社し、フリーアナウンサーとして新たな一歩を踏み出しました。
あれから2年。
ヒロド歩美さんはいま、どんな活動をしているのでしょうか？
本記事では、フリー転身後の仕事・変化・そしてヒロド歩美という人間の“進化”を、最新情報とともに紹介します。
ヒロド歩美のフリー転身の背景にあった「取材の自由」と「覚悟」
ヒロドさんがABCを離れたのは2023年3月。
入社から9年、熱闘甲子園や報道番組などで実績を積みながらも、ヒロド歩美さんの胸の中には「もっと深く取材したい」「自分の時間で動きたい」という思いが強まっていったそうです。
局アナ時代は、勤務時間の制限や局のスケジュールがあるため、たとえば夜遅くの球児取材や現地密着取材には限界がありました。
その“取材できないもどかしさ”が、フリー転身を決意させた最大の理由だったといいます。
また、退社と同時に個人事務所を設立。
これは単なる独立ではなく、将来的に「若者のキャリア支援や就職活動のサポート」にも携わりたいという意図があると報じられています。
アナウンサーという枠を超え、“人と社会をつなぐ”存在になろうとするヒロド歩美さんらしい決断でした。
ヒロド歩美のフリー転身後の主な活動
転身直後の2023年4月から、ヒロド歩美さんはテレビ朝日系『報道ステーション』のスポーツキャスターに抜擢。
平日夜9時54分〜の看板報道番組で、全国の視聴者に向けてスポーツニュースを伝える姿が印象的でした。
フリー転身直後にも関わらず大役を任された背景には、ABC時代からの信頼と「現場での人間力」があります。
たとえば選手へのインタビューでは、相手の緊張をほぐしながら核心を引き出すスタイルが高く評価されており、“情報を伝える人”ではなく“想いを伝える人”としての存在感を確立しています。
ヒロド歩美のフリー転身後は『熱闘甲子園』キャスターとして10年目へ
2024年夏、『熱闘甲子園』のキャスターを継続。
実はヒロド歩美さんは、この番組に2016年から携わっており、2025年で就任10年目を迎えます。
「野球の魅力を伝えるだけでなく、球児たちの“心”を伝えたい」という信念は、フリーになっても変わりません。
むしろ自由な立場になった今、テーマの幅はさらに広がりました。
近年は、「野球人口の減少」や「球児の進路支援」といった社会的テーマにも踏み込み、栗山英樹氏や王貞治氏が立ち上げた“球心会”の活動取材など、未来の野球界を見据えた視点で取材を続けています。
「野球をする子どもが減っている。でも入口は“推し活”でもいい。」
そんなヒロド歩美さんの言葉には、“伝える人”としての芯の強さがにじみます。
ヒロド歩美のフリー転身後は新たなジャンルへの挑戦
ヒロド歩美さんの活動は、報道やスポーツだけにとどまりません。
フリーになったことで、より幅広いジャンルに挑戦するようになりました。
バラエティ・イベント出演の増加
2023年末には「M-1グランプリ」で審査員を務めたほか、トーク番組やクイズ番組にも出演。
「硬派なアナウンサー」というイメージを超えて、笑顔やユーモアを交えた“素のヒロド歩美”が見られる機会が増えています。
SNS発信の強化
Instagramのフォロワーは現在10万人を突破。
取材時の裏側だけでなく、ファッション・ゴルフ・美容・健康など、日常の一コマを発信しています。
特に「ゴルフ女子」としての投稿が人気で、ウェアブランドとのタイアップ投稿も注目を集めています。
健康・美容にも意識
2025年1月には「ICL（眼内コンタクトレンズ）手術」を受けたことをInstagramで公表。
「見える世界が変わった」「朝の支度が楽になった」と語り、健康・美容に関するリアルな情報発信も注目されています。
ファンからは「同じ手術を受けようと思った」「勇気をもらえた」といったコメントも多く、影響力の大きさがうかがえます。
ヒロド歩美のフリー転身後の主な活動はメディアを超えた発信力
個人事務所を設立したヒロドさんは、今後「教育」や「キャリア支援」にも力を入れると見られています。
学生や若手社会人を対象に、話す力・伝える力を育てるワークショップを構想しているとの報道もあり、単なるアナウンサーではなく「伝える教育者」としての顔を見せ始めています。
さらにSNSだけでなく、YouTubeやポッドキャストなどの動画・音声プラットフォームへの進出も検討中。
すでにInstagramでは“動画ストーリー形式の取材レポート”を投稿しており、テレビを超えた「新しい報道の形」を模索しているようです。
ヒロド歩美のフリー転身後に見える“ヒロド歩美らしさ”
ヒロド歩美という人の魅力は、やはり「取材対象への誠実さ」にあります。
球児に対しても、芸人に対しても、選手に対しても、ヒロド歩美さんは“人として向き合う”姿勢を崩しません。
『熱闘甲子園』では、試合結果よりも「選手が流した涙」や「支える家族の思い」を丁寧に拾い上げ、SNSでは「撮影の裏側」や「反省の言葉」も包み隠さず伝えます。
華やかさの裏に、誰よりも努力し続ける“現場主義”の人なのです。
ヒロド歩美の今後の展望｜「報道×教育×発信」へ
今後、ヒロド歩美さんが進む方向は大きく3つと予想されます。
- 報道の深化：「報道ステーション」やドキュメンタリーで社会問題を掘り下げる取材に挑戦。
- 教育への展開：若者向けの話し方講座・就職支援講演などの開催。
- ブランディング事業：自身の発信を活かし、企業や団体の広報支援にも関わる可能性。
ヒロド歩美さんが目指すのは、“ニュースを読む人”ではなく、“社会を動かす発信者”。
アナウンサーの枠を超えた新しい形のキャリアモデルとして、今後ますます注目されそうです。
まとめ
ヒロド歩美さんがフリーになって約2年。
「自由を得る代わりに、責任を背負う」そんな覚悟を感じさせる日々を送っています。
報道、スポーツ、バラエティ、そして教育。
どの現場でも、ヒロド歩美さんの根底には「人に寄り添う」という信念が流れています。
これからもヒロド歩美さんは、テレビという枠を越えて、“伝える力で社会を動かす”存在であり続けるでしょう。
