創価大学で打線の中核を担う 立石正広(たていし・まさひろ)。
高校・高川学園出身の右打者で、大学での活躍により2025年のドラフト候補として名を上げています。
スカウト評価も極めて高く、「走攻守そろったバランス型」「飛距離の規格外さ」などの肥が挙がっています。
ただ、将来プロ野球で成功を収めるには、強みをさらに磨き、課題を克服する必要があります。
本記事では、立石選手の強みと、プロの世界で立ち向かうべき課題を整理し、将来性を展望します。
創価大学・立石正広の強み

走攻守全てにおいてバランスが取れておりスカウトから高い評価を得ている創価大学の立石正広選手。
まずは強みについてスカウトや関係者はどのような評価を持っているのか調査しました。
飛距離・打球速度と打撃センスの高さ
- スカウト・現場関係者が頻繁に指摘するのが「打球速度・飛距離」の高さ。
フリー打撃などで放物線を描く弾道を見せ、「規格外」と称されることもあります。 - Draft-Repo や各ドラフト評価では、「打撃は突出している」「他候補を頭2つ抜けている印象」との声があります。
- 守備・走力も備えており、三拍子そろった素材との評価。スカウトからは「走攻守そろっているバランス型選手」との声も。
プロ入り後も中軸打者・クリーンナップ候補として期待される下地があると言えます。
ユーティリティ性と守備ポジションの柔軟性
- 立石選手は主に三塁手を務めてきましたが、二塁・遊撃といったポジションへの挑戦も言及されています。
- スカウトは、守備位置を固定するよりも「打撃を武器にしてからプロで守備ポジションを決める」可能性も十分考えているようです。
- 強肩・ハンドリングの技術・前進スローに対する評価もあり、三塁守備ならゴールデングラブ争いができるとの予測も。
この柔軟性は、プロ球団がポジションの“保険”としても魅力を感じる要素となります。
勝負強さ・対応力・精神面のタフさ
- スカウトは「打席に余裕がある」「選球眼が良い」「変化球に対応できる」など、ただの強打者ではなく“対応力”を持つ選手として評価。
- 実戦での打席切り替え・軌道修正力も複数記事で言及されており、ミスを引きずらず次の打席で修正するメンタル力があるとの記述も。
- 大学代表(侍JAPAN)としてプロやプロ予備軍相手に打席を与えられている点も、厳しい環境で力を試される経験になります。
この“場数を踏む”経験とメンタルの強さが、プロの長い競争を勝ち抜く力になります。
守備・走塁の付加価値
- 盗塁・走塁意識・スタートの良さなど、走力面でも一定の評価を得ています。
- 守備においては、三塁守備での安定感・前進処理・送球技術はポテンシャルを見込まれており、守備適性があるポジションで活かせる可能性あり。
この能力は、差別化要素として重要なアドバンテージになります。
創価大学・立石正広の課題
各球団から高い評価を得ている創価大学・立石正広選手ですが、プロに入ってからが本当の勝負。
今までの経歴から立石正広選手の課題について考えてみます。
ケガ・身体強化・耐久力
- 最大の懸念材料として、右足じん帯の損傷が報じられています。
- 怪我からの復帰後、脚力・打席感覚・守備スピードが戻るかどうかが鍵。
- また、長いシーズンを戦い抜くための体力・コンディショニング力、ケア力の強化は必須です。
怪我については選手生命に大きく関わるポイント。
パフォーマンスの低下にも繋がりやすく、過去ドラフト1位で期待された選手も怪我で思うような結果が出ず、プロ野球界を去った事例は沢山あります。
長く活躍する為にも、体のケアを一番大切にしてほしいと思います。
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成績の波と安定性
- 評価記事でも指摘されるように、「秋季リーグで成績を落とす傾向」が課題とされています。
- 打率・本塁打などの成績を年間通して安定させることが、プロでの信頼を得るためには不可欠です。
- 打席内容・調子管理・メンタルコントロールが、長期安定性を左右します。
年間通して活躍することはプロ野球選手でも難しい事です。
しかし、立石正広選手ならこの課題を解決し一流のプロ野球選手として花開いてくれることと思います。
変化球対応力・厳しい投球への対応
- プロ投手の速球だけでなく、緩急・曲がり・制球力のある変化球をどう捉えるか。
- 追い込まれた場面や厳しいカウントでの粘り強さを持つかどうか。
- 打席を構築し、対応を遅らせないスイング調整力の精度向上が必要です。
とても高度な問題ですが、この部分については高卒選手よりプロ選手に近い環境である大学野球経験者の方がより速く順応していくのではないかと考えています。
プロの球は質が大きく違うとも言いますが、立石正広選手なら早期に順応できると思います。
守備ポジションの確立
- 守備適性が多岐にわたる点は強みですが、それゆえに「どのポジションでプロで定着するか」が課題になる可能性。
- 守備範囲・機敏性、反応・横移動の速さ、守備精度を磨き、プロ水準の守備を見せられるようになる必要があります.
- 特に遊撃など機敏さが求められるポジションには適応力の検証が必要です。
器用さが逆に定位置を獲得できない、いわゆる器用貧乏と言う可能性ですね。
逆に言うと大学野球という高いレベルでも各ポジションをこなせるポテンシャルの高さを証明しています。
創価大学・立石正広の将来性と理想的なキャリア像
プレーでポテンシャルの高さを証明している立石正広選手。
次に、期待される将来性と理想的なキャリアについて考えをまとめてみました。
即戦力中軸打者としての期待
立石正広選手の打撃能力・飛距離・対応力を考えると、プロ入り初年度からクリーンナップ候補として起用される可能性があります。
打線に破壊力を加えたい球団にとって、強打右打者として大きな補強になります。
ユーティリティ性での生き残り方
複数ポジションを守れる能力があれば、打撃力を軸にしながら、守備ポジションの変更を通じて出場機会を確保できる道が広がります。
打力だけでなく、守備適性を高めて“打てる守備型選手”になることが鍵です。
将来的なメジャー挑戦も視野に
立石選手は過去の報道で、将来的にMLBに挑戦したい意向も語っています。
ただし、今のままではレベルアップが必要とも述べており、プロで一定の実績を残したうえで挑戦する形が現実的でしょう。
適合球団・指名の可能性
- 各球団スカウトから注目を浴びており、阪神スカウト10人中9人が視察に訪れたという報道もあります。
- ヤクルトは小川GMが「対応力とパワー」を高く評価し、ポスト山田・村上を狙う右打者補強の可能性として注目との報道。
- また、進路を「まずは国内プロ」に絞った意思表明も出ています。
これらを踏まえると、1位指名も十分可能性がある選手です。
今後の活躍に期待が掛かりますね。
まとめ
立石正広選手がプロの世界で成功するためには、強みをさらに研ぎ澄ませ、課題を着実に克服することが不可欠です。
立石正広選手が持つ飛距離・対応力・メンタルの強さ・守備柔軟性は、うまく育てればプロにおいて即戦力として機能できる資質です。
ただし、ケガ・波・変化球対応・守備精度といったテーマは立石選手の成長段階において避けて通れない壁。
これを乗り越えられれば、創価大学からプロ、さらにはメジャーを目指す打者として大きな飛躍を遂げられる選手でしょう。
個人的に山口県出身ということでめちゃくちゃ応援しています!頑張れ、立石正広選手!