大社高校・馬庭優太選手はどんな投手?プロフィールや投球フォームの特徴を解説!進路も調査

大社高校・馬庭優太選手はどんな投手?プロフィールや投球フォームの特徴を解説!そして進路まで調査 野球

こんにちはKジローです。

みなさん、2024年の夏の甲子園を見てますか?

低反発バットになった影響なのかホームラン数が例年に比べ激減してますね。

しかしホームランが減った理由はそれだけではないと思います。

やはり今大会を見ていると完成度の高い好投手が多い。

そんな投手レベルの高さも影響しているのではないかと思います。

Kジロー
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その中で『大社高校』という島根県出雲市の公立高校が現時点でベスト8と躍進しており、そこにひときわ光るダイヤの原石を見つけてしまいました。

その選手は左腕の「馬庭優太」選手です。

今回、馬庭投手はどんな投手なのか?

なぜこんなに打たれないのか?

中学時代から投手としてプレーし、「投球フォームオタク」と呼ばれたKジローがプロフィールや甲子園までの成績、進路など様々な視点から調査を実施しました。

また、馬庭優太選手と同じ左腕の好投手であり、2024年夏の甲子園で注目を浴びた京都国際の「西村一毅」選手についても書いています。

共通点もありますので、こちらより合わせてご覧ください▼

大社高校・馬庭優太選手はどんな投手?

ドラフト候補としても注目されている大社高校の馬庭優太選手は一体どんな投手なのでしょうか。

各打者がタイミングを合わせるのに苦労しているのが甲子園を見ていると見受けられます。

あとから詳しく説明しますが、馬庭投手は「出所の見えにくい投球フォームと緩急を武器に打者を打ち取っていく投手」です。

その中で思った以上にストレートに差し込まれ、詰まらされる場面が多い。

ズバリ!今回注目していのは馬庭投手の投球になぜタイミングが合わないのか。

そのタイミングを狂わせているポイントなどを含め、馬庭投手について詳しく解説していきます。

まずはプロフィールからご覧ください。

大社高校・馬庭優太選手のプロフィール

名前 馬庭優太(まにわゆうた)

出身 島根県出雲市

身長 176cm 

体重 81kg 

利き腕 左投左打

球速 MAX141km

球種 スライダー・カーブ・チェンジアップ

・ゆったりとした流れから小さめのテイクバックで出どころの見えにくい投球フォームが特徴。

・キレのあるストレートとスライダーを交えながら打ち取っていくスタイル。

プロフィールを見るだけでも好投手の条件が揃っているのが分かると思います。

ただ1点。ここに追加すべきポイントがあります。

このポイントと上記の好条件が組み合わさる事で、馬庭投手を更に高いレベルの投手へと引き上げています。

それでは、なぜタイミングを合わせられていないのか?

投球フォームに注目して解説したいと思います。

大社高校・馬庭優太選手の投球フォームの特徴

今回どうしても伝えたかった『なぜ、タイミングが合わないのか』を投球フォームの特徴に注目して解説します。

高校生であれば140kmは確かに速いですが、馬庭投手は135km前後の球が多い。

にも関わらずバッターが差し込まれる頻度がかなり多い。

結論ですが、『球持ちが良い』『リリースまで力感がない

『出所が見えにくい』『ストレートのキレが良い』に、この「球持ちが良い」「リリースまで力感がない」まで加わるとどういう状況になるのか解説します。

出所が見えにくい

馬庭投手のようにテイクバックが小さく出所が見えにくいという事は、リリースタイミングが掴みにくいということです。

プロ野球選手であれば「和田毅投手」は出所が見えにくく、球速以上に速く見えると言われていますね。

馬庭投手も同じような事が言えます。

ストレートのキレが良い

ストレートのキレが良いというのは様々な要因があると思いますが、馬庭投手の場合非常にしなやかな腕の振りから力の伝わった回転数の多いストレートでホームベース際まで失速しにくい球であると考えられます。

更に馬庭投手の場合はタイミングの取り辛いフォームである為、バッターが差し込まれるシーンも多く、それを見て「キレのあるストレート」と言われている部分もあると思います。

球持ちが良い

球持ちが良いというのは、腕は出てきたのに球がなかなかリリースされないということです。

リリースポイントも前になり、距離が近いためバッターは余計にボールのキレを感じることになります。

イメージでは一般投手のタイミングが「せーの、ハイ」であれば、球持ちが良い馬庭投手は「せーの、の?ハイ」という感じです。

更にリリースポイントがバッターに近く、距離を詰められているため一度タイミングを狂わされると135km~140kmのストレートに合わせるのは至難の業という事になります。

バッターからしたら、たまったもんじゃないですね。(笑)

リリースまで力感がない

これは腕の振られてくるスピードと投じられる球の速度にギャップが感じられ、『軽く投げているように見えて、球は速い』という感覚に陥ります。

例えで分かりやすいのは、杉内俊哉投手です。

現役当時のインタビューで『リリースの瞬間だけ力を入れて130km出たら打てない』とおっしゃっていました。

厳密に言うとリリースの時だけ力を入れるというのは難しいかもしれませんが、それに限りなく近いことを杉内選手は体現されていました。

さすがに杉内選手とまでは行きませんが、それに近い形で馬庭投手も投げています。

馬庭投手は4つのポイントの掛け合わせ

この4つのポイントのの掛け合わせでプロ野球のスカウトから高評価を受けていると考えています。

記事を書いていて思いましたが、なかなかここまで良いポイントを持った選手もいませんよね。

本当に凄い投手です。

ここまで見て、好投手というのは分かったけど肝心の成績はどうなの?と思う方もいるでしょう。

次に地方大会から甲子園までの成績を見てみましょう。

大社高校・馬庭優太選手の地方大会から甲子園までの成績

大会試合日対戦チーム登板結果防御率

無四
死球
投球回投球数打者被安打被本
塁打

三振

四球

死球
失点自責点暴投ボークWHIP
2024年 選手権大会3試合0.9030130401117200163173000.77
8/11(日)報徳学園先発1.001009137377042011001.00
8/15(木)創成館先発0.9010110115396060041000.60
8/17(土)早実先発0.8210011149417061121000.73
2024年選手権 島根大会3試合1.33000270102173245244000.81
7/22(月)出雲商交代1.0000090335162011000.78
7/25(木)開星交代1.00000903360110111000.67
7/27(土)石見智翠館交代2.0000090366273122001.00
選手詳細 – 高校野球夏の甲子園2024 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

地方大会は防御率1.33。甲子園では3試合で0.90と数字が馬庭投手の素晴らしさを証明していますね。

一試合で1点前後しか取られないとは…味方にいると心強いですね。

しかも地方大会で対戦した相手も甲子園に何度も出ている名門校であり、より馬庭投手の能力の高さを表していますね。

島根県を勝ち抜くのは凄い?

馬庭投手を語る上で外せないのが、島根県を勝ち抜くことの大変さです。

島根県と言えば立正大淞南、石見智翠館、開星など強豪私学が集まる激戦区であり、公立校が勝ち抜くのは非常に厳しい地域です。

その強豪ひしめく島根大会をほぼ一人で投げ抜き、防御率1.33。

特に決勝戦で対戦した石見智翠館は今大会、強打で名の知れたチームでした。

甲子園でも報徳学園、創成館、早稲田実業と強豪に対し、防御率0.90と驚異的な数字を叩き出していますが、地方大会の結果を見れば頷けます。

馬庭選手の能力の高さは実績と共に証明されており、プロが注目して当たり前でしょう。

次に現時点での進路について調査した結果をまとめてみました。

大社高校・馬庭優太選手の進路

進路を調査した結果、夏の予選前は「進学」を希望していたようです。

しかし、過去を振り返ると現オリックスの吉田輝星選手も夏の予選前は八戸学院大への進学が決まっていましたが、甲子園で旋風を巻き起こしたことで注目を浴びプロ志望へと変更しました。

大社高校の馬庭優太選手も例外ではないですし、今大会の活躍から見ればプロ志望へ気持ちが傾いても不思議ではないですよね。

どちらにせよ、是非将来はプロで投げて欲しいと思います。

こちらに馬庭優太選手の進路についての記事があります。

合わせてご覧ください▼

大社高校・馬庭優太選手のまとめ

いかがでしたか?

今回は大社高校の馬庭優太選手について記事を書きました。

今でも良い投手ですが、これから順調に成長し制球力や球速が上がった時にはプロでも手が付けられない投手になるでしょうね。

今後も馬庭優太選手から目が離せません。

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