こんにちはKジローです。
最近、世界でも日本人投手の存在感が高まってきており、同じ日本人として嬉しく、誇りに思います。
その中でかっこいい投球フォームで魅了している投手が沢山見受けられます。
そこで今回は投球フォームがかっこいいだけでなく、子供から大人まで見本にしたい右ピッチャーを4人選びました。
投球フォームで悩んでいる方や、投手を始める方にとって、とても参考になると思います。
独自の視点でお伝えしていきますので、是非ご覧ください。
投球フォームがかっこいい!見本にしたい右ピッチャー4選
それでは投球フォームがかっこいいだけでなく、見本にもしてほしいと思うピッチャーを紹介して行きます。
僕も中学2年から投手を始めましたが、これから紹介する選手を沢山参考にしました。
学の語源は「まねぶ」から来ていると言われており、上達するにはうまい選手を真似てみるのも大切だと思います。
それではご覧ください。
ダルビッシュ有
ダルビッシュ有選手は、MLBのサンディエゴ・パドレスに所属する右腕で、多彩な球種と安定した投球で世界トップクラスの投手です。
ダルビッシュ選手は、オーバースローから繰り出されるMAX159kmの速球は回転数が多く、キレのある球質で空振りを取るシーンが印象的です。
また、テイクバックを小さく取るショートアームに変えてから一段と出所が見えにくいフォームになっています。
また股関節の使い方がしなやかで、ダルビッシュ有選手の速球の秘密はここにあると個人的に思っています。
まさに見本にしたくなる投手であり、左手を3塁側に大きく突き出し開きを抑えるところも結構好きなポイントです。
ダルビッシュ選手は、スライダー、カーブ、フォークボール、チェンジアップなど幅広い球種を効果的に使い分けバッターを翻弄しています。
特にスライダーは評価が高く、メジャーリーグでもトップクラスとされています。
ダルビッシュ有選手はプロ入り後、数々のタイトルを獲得しており、NPBとMLBの両方で活躍しており、MLBでは最多勝利数と最多奪三振を記録しています。
ダルビッシュ選手は奪三振能力が高く、ストレートの空振り率も高いです。
また、メンタルコントロール技術やトレーニングに取り組む姿勢も素晴らしく、投手は走り込みが主流でウエイトトレーニングに否定的だった野球界の常識を変えた人物でもあります。
今現在では立派な人格者として野球界を引っ張っており、色々な面で是非見本にしてほしい投手です。
涌井秀章
涌井秀章選手は現在中日ドラゴンズに所属する右腕です。
横浜高校時代から球離れが極端に前である事が特徴で、これは幼少期から父親に「ボールを前で離しなさい」と言われていた事で身についたと言われています。
高校時代から現在に至るまで美しい投球フォームは健在で最近では「色気のあるストレート」と訳のわからない事も言われていますが、若干理解できてしまう自分もいます。(笑)
体の使い方がしなやかなだけでなく年々球速も増しており、38歳の今でも150kmを超えるキレのある速球をコントロール良く投げ込みます。
一時期は体を大きくしパワーアップする為、ウエイトトレーニングに注力していたそうですが、馴染まず調子を崩していったそうです。
そこで元々行っていた走り込みを徹底する形に戻した所、今現在のような進化を遂げたようです。
世の中の主流がウエイトトレーニングになっている中、流されず自分に合うかどうかをベースに考え実行できる涌井秀章選手は凄いし、かっこいいですね。
さらに涌井選手は、多彩な変化球を持っておりスライダー、カーブ、フォークボール、チェンジアップなどを効果的に使い分け、特にシンカー気味のチェンジアップをマスターしてから投球の幅が変わったと言います。
数々のタイトルを獲得しており、最多勝利や最優秀防御率などのタイトルを複数回獲得しています。
フィールディングやけん制も個人的には日本球界で一番うまいと思っています。
藤川球児
藤川球児選手は、元プロ野球選手であり、現在は阪神タイガースの監督を務めています。
藤川選手は、オーバースローから繰り出されるストレートが特徴で「火の玉ストレート」と呼ばれ、回転数の多いノビのある球で打者を翻弄しました。
ストレートの空振り率が非常に高く、打者にとって非常に厄介な存在でした。
藤川選手は、スライダーやフォークボールも投げていましたがやはり軸はストレートで、他の投手とはレベルが違いました。
松坂世代であり高卒で阪神タイガースにドラフト1位入団し注目を集めましたが、長年思うような結果が出ず苦労した人です。
そんな中、元プロ野球選手で小柄ながら剛速球を投げる事で有名であった山口高志氏との出会いで一気に才能を開花させました。
「なあ球児…右足ちゃうか?」
この山口氏の名セリフをご存じの方もおられると思いますが、軸足の使い方一つで以降の動作が決まってしまう程大切なポイントです。
そこを修正した以降はホップ成分の強いストレートを武器に数々のタイトルを獲得しており、NPBとMLBの両方で活躍しました。
NPBでは最多セーブや最優秀中継ぎ投手などのタイトルを複数回獲得しています。
藤川選手の投球は、特に見逃し三振を奪う能力が高く、ストレートの空振り率も高いです。
良い投手を目指すにはまず「力が伝わったノビのあるストレートが投げられること」が大切だと思います。
そういった意味でも藤川球児氏の投球フォームを研究し、取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。
松坂大輔
松坂大輔投手は平成の怪物と呼ばれ、伝説級の投手でした。
高校時代はMAX151kmの速球を武器に1998年の甲子園で春夏連覇を達成し、特に夏の大会ではノーヒットノーランを達成した偉大な投手です。
横浜高校からドラフト1位で西武ライオンズに入団し、初登板で155kmを計測しました。
片岡氏から三振を奪ったシーンは今でも有名で松坂氏の過去を振り返る際は必ずその動画が使用されるほど圧倒的な衝撃シーンでした。
松坂氏の代名詞ともいえる「ワインドアップ」から唸るようなストレートで三振を奪う姿は今見ても鳥肌が立ちますね。
当時の松坂投手は球速が速いだけでなくストレートの質も非常に高く、回転数が多いノビのある球質でした。
動画を見てみると下半身から上半身に力を伝えるのがうまく、ボールを離すときに力が伝わっているのが良く分かります。
マウンドでの雰囲気も自身に満ち溢れており、当時の学生たちはそのカリスマ性に惹かれワインドアップをマネして投げる子供たちが沢山いました。
高速スライダーも有名ですが、松坂氏を見ていて思うのは「良いストレートがあるから、スライダーが生きている」という事です。
松坂氏のフォームを研究し、取り入れる事で最上級のストレートが手に入るかもしれませんよ?
まとめ
いかがでしたか?
今回は投球フォームがかっこよく、是非マネしてほしいと思う選手を4人に厳選し紹介しました。
この4人に共通するのは何と言ってもノビのあるストレートです。
ノビのあるストレートを投げるには下半身から上半身へ力をスムーズに伝達しなければなりません。
プロ野球を見ると球速表示が速い選手は沢山いますが、それだけでは活躍できないのが現状なようです。
トップクラスで活躍している一握りの選手は力の伝わったノビのあるストレートを軸に投球を展開していますので、投手を見る時はそういう視点で見てみると色々気づきがあるかもしれません。
みなさんの成長に繋がりますように。